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■ もっともっといばらき リポート124 産総研 サイエンス・スクエアつくば(4)2007.11.14

訪問日;2007.11.10

産総研 地質標本館」の化石レプリカが固まるまでの間、同じ敷地内の「産総研 サイエンス・スクエアつくば」を見学。

7月の産総研一般公開でもお目見えした“恐竜型2足歩行ロボットティラノサウルス”。いつもは“パラサウロロフス”の居る所にこの“ティラノサウルス”がいた。
この恐竜型2足歩行ロボットは人間型ロボットの2足歩行技術が応用されている。
それから軽量・高剛性を実現するために、内骨格構造を取り入れ、炭素繊維強化プラスチックという素材を使っている。
で、この恐竜型2足歩行ロボットが何に役立つかっていうと、博物館やテーマパークなどで使用したり、エンターテイメント分野への応用も期待できるんだって。恐竜以外のものにも変えられるそうだし。
リアルな姿をしたロボット達が踊る姿は結構おもしろいかもね。

子ども達がパロに夢中になっている間に、すぐ横の小型ヒューマノイドロボット“チョロメテ”を見学。
大きさは37cmと小さいけれど、人間とほぼ同じ大きさの“プロメテ”と同じ基本設計の動作ソフトウェアを搭載し、プログラムも自由に設定できる。
普通、ホビー用の小型ヒューマノイドロボットは直接教示などで動作が作られていて、ソフトウェアによるプログラム可能なものはあまりないんだとか。
“チョロメテ”はプログラムができる上に、多くの研究機関や教育機関で利用できるように、安価を目指して開発された。
人間型なので人間用の機械の運転もそのままできるなんていうメリットもあるし、人になじみやすいってメリットもある。
これからの活躍に期待だね。

その横では、CGで作った人をなめらかに動かす技術を説明。
人体運動を計算し、美しいアニメーションが効率よく作成できるようになる。自然な動きで映像の品質は向上するし、製作コストも削減できるという、いいこといっぱいの技術です。

骨・軟骨再生医療の臨床応用研究も進んでいる。
人の骨髄の中にわずかにある間葉系幹細胞という、いろいろな細胞に変化できる細胞を取り出して培養し、骨や軟骨の細胞に変えてから移植するという技術がすでに臨床されている。
患者自身の細胞を使うので、倫理面、安全面ともにクリアなんだって。
研究が進めば、他の臓器の再生も可能になるかもしれないということだ。
すごいねえ。

最後に内視鏡下鼻内手術のトレーニングができる、精密な“ヒト鼻腔モデル”。
患者の負担が少ない内視鏡を用いた手術。執刀医の高度な技術が必要とされる。しかも副鼻腔は構造が複雑で、薄い骨の壁を隔てて視神経と脳と動脈に隣接しているから、内視鏡手術はそりゃもう、充分なトレーニングが欠かせません。
トレーニングって、いきなり患者で内視鏡のトレーニング!、ってわけにもいかないよね。そこで開発された便利なマシンがこの精密な“ヒト鼻腔モデル”。
まあ、患者は熟練の先生に執刀してもらいたいもんね。

まだまだ、紹介しきれないほど、産総研には最先端技術がた〜くさんある。それらはまた今度。