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■ もっともっといばらき リポート126 ミュージアムパーク(5)2007.12.22

訪問日;2007.12.15

ミュージアムパーク」、第41回企画展は「ミヤマスカシユリの香る里〜久慈川の流れにのって〜」。

今回の展示は県の第四次総合調査報告になっている。第四次総合調査は2003年から2005年にかけて行われた調査で、そのエリアは県北地区、久慈川の流域に一致する。

展示の最大の見所は、タイトルにもなっている「ミヤマスカシユリ」、そしてイネ科の植物の「フクロダガヤ」。ともに環境省の絶滅危惧1Aに指定されている。

袋田の滝を含む久慈山地一帯は火山角礫岩で形成されていて、とっても険しい地形を形作っている。「ミヤマスカシユリ」も「フクロダガヤ」もこの火山角礫岩に生息。つまり、とてつもない断崖絶壁に生息している植物なんだって。写真撮るのも大変だっぺ!!!
しかも、火山角礫岩、もろいときている。採取も困難。

で、むか〜し近隣の人が採取して栽培していたのが手に入って、で、展示室入口の「ミヤマスカシユリ」のレプリカを作ることができたんだそうな。へえ〜〜〜。

それに「フクロダガヤ」は1909年に袋田の滝で発見され、翌年に栃木県でも発見された。栃木県での発見が先だったら別の和名がついていたかもしれないんだって。

第四次総合調査では茨城にどんな生物が生息しているのかがわかっただけでなく、やはり外来種の増加、南方系昆虫の北上などもわかってきたみたい。温暖化か・・・。

それに、茨城の夜空も明るくなっているようで、ウミガメの産卵に悪影響を及ぼす「光害(ひかりがい)」についても展示があった。
ウミガメは空の明るい方を海と認識しているそうで、産卵後、その明かりを頼りに海へ戻る。でも、陸地の人間の出す光が強いとそっちを海だと思って、海へ戻れなくなっちゃうんだって。
大子町辺りでは明るさが21等級で、アカウミガメの産卵がある日立市の海辺もそれくらい。県北地区はまだまだ人工の光が少なく、暗い、星空のきれいな地域なんだね。つくばの30分の1の明るさなんだって。
それでも、この明るさ、日本で一番暗い地点の10倍は明るい。
夜遊びしないで、早く寝っぺ、ってことかな!

他には、久慈川支流で採掘された「砂金」や北茨城市で産出した「ムカシオオホホジロザメ」の化石など。
水槽に入った「ヤマメ」も見ることができる。

チラシの裏にクイズがあって、展示を見ながらこれを解いて応募すると、今回の展示解説書が抽選で当たる。もちろん、やったよ〜。展示のポイントもわかるしね。

今回はプレイコーナーも無く、子ども向けって感じじゃないけど、茨城の自然や絶滅危惧種などを親子で考えるいい機会になると思うよ。
この冬休み、お出かけしてみましょう。
ああ、年末年始の休館日はチェックしてからね!