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■ もっともっといばらき リポート130 茨城県立歴史館(2)2008. 3. 2

訪問日;2008.2.23

本日最後は「茨城県立歴史館」。特別展「御三卿一橋徳川家」を観たくって。
天気予報どおり、風も強まってきた。建物内の見学なのでよかった。

入館料を支払う。ここもいばらきキッズクラブのカードで団体割引になるよ。ただし企画展を除く。子どもはもともと入館料無料。

さて、特別展を観よう!、と振り向くと、ロビーでなにやら子どもたちが作業をしている。
何々、子ども向けワークショップ「ミニ掛け軸づくり」!!!
毎週土・日曜日午後2時より、先着30名だって?!
そんなの、チラシに書いて・・・ある!!!
チラシ、よく見てなかった。

受付をし、席が空くのを待って作業開始!
掛け軸の台紙を切り取り、「一文字(いちもんじ)」「柱(はしら)」「中回し(ちゅうまわし)」を貼る。
続いて「風帯(ふうたい)を付け、掛け軸の上部を折ってのり付けし、「八双(はっそう)」という部分を作る。
そして下の部分には「軸木(じくぎ)」を取り付ける。
千枚通しで「八双」に穴を開け、「紐(ひも)」を付ける。
最後にオリジナルの絵や文字を書いてミニ掛け軸の出来上がり。
なかなかいい感じにできたよ〜。立派だあ〜!
このワークショップ、小さいお子さんでも親といっしょに作業を進められる。
是非とも参加してみましょう。おもしろいよ。

で、本日の目的、特別展「御三卿一橋徳川家」を観る。
と、観たい観たいと言ってたけど、御三卿って何???
一橋家以外はどこなの???

はい、正解は田安家、清水家です。
田安家は8代将軍徳川吉宗公の次男宗武(むねたけ)、一橋家が吉宗公の4男宗尹(むねただ)、そして清水家は9代将軍家重公の次男重好(しげよし)が、それぞれ江戸城の田安門、一橋門、清水門に屋敷を与えられたことに始まる。
で、これら歴代当主が公卿(くぎょう)と呼ばれる従三位以上の地位になったことで“御三卿”って呼ばれるようになったんだって。
御三家は城を持った大名だけど、御三卿は将軍の身内的な存在だったそうな。つまり、御三卿は独立した家ではないので家督相続は行われないんだって。領地を給与する。ふ〜ん。???

吉宗公の4男宗尹(むねただ)公に始まる一橋家。
慶喜公はここの9代目になる。そして桜田門外の変やらなにやらを経て、第14代将軍家茂公の後見人になり、その後、慶喜公は徳川宗家を継いで第15代将軍に就任する。

館内の展示は、プロローグ、第一部 一橋徳川家の成立と当主の生活、第二部 表道具、第三部 奥道具、エピローグで構成されている。

プロローグでは御三卿の説明や紺絲威鎧(こんいとおどしよろい)という鎧の展示など。

第一部では慶喜公の肖像画や大字「誠」、書付など、歴代の当主に関する展示。
登城のときはどんな格好だったとか、接待に使った調度品はどんなんだったとか、領知はどうだったかとか、邸臣(一橋邸の役人)はどんなんだったとか、そんな展示です。
馬上の侍がポロみたいなゲームをしている絵が印象的だった。邸臣たちの遊びの様子かな?

第二部の表道具は接待や儀式など、公的な場で用いられた道具のこと。
宗達派の「四季草花図屏風」、狩野探幽筆の「牟禮高松図(むれたかまつず)」などの絵画、さまざまな能面や茶の湯に使った釜や棗(なつめ)、兜や刀などの武具が数多く展示されている。
ここでの一番の見ものは変わった形の兜がたくさん見られること。富士山の形や鯖の尾の形、鯰の尾の形、兎の耳の形、燕の尾の形、握った手の形などなど。遊び心満載の兜がたくさんです。

第三部の奥道具は、表道具が公的な場で用いられた道具なのに対し、遊戯具などの私的な道具や婚礼の調度品、人形などの道具をいう。
印籠や根付、櫛(くし)や簪(かんざし)、笄(こうがい)などの細工が見事な髪飾り、碁や双六などの遊戯具、婚礼調度品のミニチュアなどを見ることができる。

最後はエピローグ 一橋徳川家のその後で締めくくられる。

展示の数も多くって、見応えがあった。
撮影禁止なので、図録を購入。それから特別展の一筆箋も。

展示内容も週単位で変わる。
3月23日までの展示なので、「偕楽園」や「弘道館」の観梅とあわせて、水戸にお出かけしてみましょう。