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■ もっともっといばらき リポート173 国土地理院 地図と測量の科学館(6)2008.10. 9

訪問日;2008.10.4

国土地理院 地図と測量の科学館」では企画展「地図にみる関東大震災」開催中。

パネル展示は“1.測地測量がとらえた関東地震”から始まる。
プレートテクトニクスという考え方で関東地震を説明できるようになったのは意外に新しく、1970年ごろ。地震発生当時の大正時代には、研究者ですら何で地震が起こるのかわからなかったんだって。もちろん、地震によって地面が隆起したり沈降したりするのは昔からわかったいたけど。
でも、明治時代にはすでに本格的な測量が行われていたので、地殻変動を数値で捉えていた。一等三角測量や一等水準測量を行っていたので、地震発生前の基準点の位置や標高もわかっていたし、精密な地形図もたくさん作られていた。だから、地震発生後の測量結果と比較して、地震による地面の動きを正確にとらえることができたんだって。このときの資料は今でも貴重な科学資料として引用されている。

展示は“2.震災と応急対応”、“震災地応急測図原図と土砂災害”へと続く。
市役所構内での炊き出しの様子の写真なども展示されている。
震災地応急測図原図は展示室中央に展示され、5万分の1や20万分の1の地図を手にとって見ることができる。

“4.地震災害の軽減を目指して”。
震災後のさまざまな記録から学べることはもちろんたくさんある。
これに加え、国土地理院によるGPS連続観測点(電子基準点)が日本列島各所に設置されたことで、地震発生予測へとつながる可能性のある基礎資料も収集できるんだって。

展示室を出るときに、目に付いた一枚のパネル。東京山手線沿線の震度分布と地形。都心へ通勤・通学する者にとって一番気になる。
標高が高いところは震度が低く、標高が低いところは震度が高い。
荒川区は震度6弱から震度7。常磐線もつくばエクスプレスも、ここ、走るよね。
ちょっと、ブルーな気持ちになりつつ、特別展示室をあとにした。

常設展ではいろいろな音を聴いたり、プレートテクトニクスの模型を見たり、・・・。
それから、子どもたちに混じって、筑波山の地図を描いたよ。プレートを置いて周りを鉛筆でなぞり、徐々に高いところの等高線を描いていく。最後に等高線の高さを記入して終わり。
CD−ROMを使ったパソコン学習では、都道府県パズルで上の子が新記録を出していた。自分でもチャレンジしたけど、2分は切れなかった!ここのマウス、使いにくいんだよね。(と、いいわけする。)

閉館の時間が近づいたので、ショップで地図記号の缶バッジを買い、帰路に着いた。