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■ もっともっといばらき リポート239 龍ヶ崎市歴史民俗資料館(2)2009. 9.11

訪問日;2009.08.28

龍ヶ崎市歴史民俗資料館」の“わら草履作り教室”に参加したよ。
今では履かなくなった“わら草履”。でも、昔は米づくりの副産物として生じた“わら”を編んで“わら草履”という履物を作った。自然の恵みを捨てずに利用し、生活に役立てる。その精神、見習うところだよね。
子どもにもそういう精神、養わせたくって、親子で参加!

さて、資料館に到着。体験教室は2階の多目的室。荷物を置いて、一旦外に出て、スタッフの方々に手伝ってもらいながら“わら”をすき、機械に通してやわらかくする。機械のない頃は木槌みたいなのでトントンたたいてやわらかくしていたんだよね。そして水でぬらして新聞紙に包み、再び多目的室へ。

まずは鼻緒づくり。鼻緒用の布を5枚選んでおく。
鼻緒用の布1枚は、鼻緒用と前飾り用に切り分ける。
“わら”を2〜3本取り、布を巻きつけていく。これを2種類の布で2本ずつ、4本つくる。そしてこれを2本1組で編んで輪にしておく。
“わら縄”を油布(油を染み込ませた布)でこすり、切れて飛び出しているところをハサミで切っておく。
これで準備OK!

説明書を見ながら道具に“わら縄”を引っ掛けて、手前のところに前飾り用の布を巻く。
“わら”2〜3本で、“わら縄”の間から上に出したり下に引っ込めたりしながら編んでいく。“わら”が短くなったら継ぎ足す。

作りたい大きさの3分の2まで編んだら、鼻緒をつける。
残り3分の1を編んで、“わら縄”を手前に引っ張る。
前飾りから4cmぐらいのところに、麻縄で鼻緒の前の部分を取り付ける。
裏返して麻縄を縛り、はみ出した“わら”をきれいにカットして完成!いや、片足完成!

午後からもう片方を編んで終了。
午前中は片方編むだけで2時間近くかかったけど、もう片方はもう慣れてきて、1時間ぐらいで編みあがった。
でも、両方同じ大きさ・同じ形に作るのが結構大変。何個か作ればうまくなるかなあ!

しかしねえ、よくまあ、“わら”からこんな立派なものが作れたもんだ!
こういうのって、なくなってしまっても、今の私たちの生活にはまず影響はないけど、こういうものを作る技とか知恵とかって、何世代もかけて培ってきて伝えてきたものだよね。一度失ってしまうと、それを復活させるのはとっても大変なことだ。先人たちの技や知恵を見直すと、発想の豊かさに驚かされると同時に、ものづくりにおいて何かヒントをつかめるかもしれないって思うんだがなあ!