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■ もっともっといばらき リポート268 ミュージアムパーク(13)2010. 4. 7

訪問日;2010.04.04

ミュージアムパーク」の今月のサンデーサイエンスは“アンモナイトを調べてみよう”。アンモナイトの内部が見られる標本を作れる、というので、参加したよ。

アンモナイトと巻貝のちがいは何か?アンモナイトの中はどんな風になっているのか?
外から見ただけでは、両方とも殻が渦を巻いていて、同じように見える。でも、中を見てみるとその違いは一目瞭然。アンモナイトの殻の中は、いくつもの部屋に分かれている。
水に入れてみると、巻貝や二枚貝は部屋が無いために沈んでしまう。殻の内部に水が入っちゃうからね。一方でアンモナイトはこの部屋があるためにプカプカ浮くことができる。アンモナイトの親戚で、今でも生きているオウムガイは、アンモナイト同様、殻の中に部屋があるので、水に入れると浮くんだなあ。へえええ。

アンモナイトの化石を見てみると、いくつもの部屋に分かれてはいるものの、中は空洞になっていない。なんか埋まっちゃっているのが多いんだよね。これは炭酸カルシウムが結晶化しているため。

さて、内部が見られる標本を作るよ。
サンドペーパー2種、粗いのと細かいのと、が配られる。
それから1.5〜2cmぐらいの小さいアンモナイトの化石も配られる。お父さんたちが、硬いんだけどがんばってみてください。と、大き目のアンモナイトの化石を配られる。
配られたアンモナイトの縦半分のところに、エンピツで線を引く。ここまで削るよ、っていう目印。
で、粗目のサンドペーパーで、水をつけながらゴシゴシ削る。とにかく削る。中の模様が見えてくる。削る。削る。削る。
線を付けたあたりまで削ったら、今度は細かい方のサンドペーパーで仕上げをする。
おおお〜!いい感じにできたよ。子どもたち大喜び。
お父さんたちに配られた大き目のアンモナイト。これがまた、えらく硬い。削れども削れどもな感じ。鉄の成分が含まれているそうです。あ〜、サンドペーパーじゃ無理じゃねえ???

あらまし標本ができあがったので、再び講義に。アンモナイト絶滅の秘密に迫る。
中生代に大繁栄したアンモナイトは、白亜紀末に絶滅した。でも、同じ仲間のオウムガイは生き延びて今に至っている。何故か。
テーブルに用意されているアンモナイトの化石とオウムガイの化石を見比べる。
部屋を仕切っている壁が、アンモナイトは外に出っ張っているけど、オウムガイは内側に出っ張っている。連室細管(れんしつさいかん)という鎖状の部分が、オウムガイは部屋の中央にあるけど、アンモナイトは外側の方になっている。そして、中心の部分がアンモナイトよりオウムガイの方が大きい。
この3つめの違いに、アンモナイトが絶滅し、オウムガイが生き延びた謎が隠されていると言われているらしい。中心部分の大きさは生まれた時の大きさを示す。アンモナイトは小さく生まれ、オウムガイは大きく生まれた。これにより、生存場所が、・・・。
えええっと、今月いっぱい、このテーマでやっているので、興味のある方は参加して答えを聞いてみてね。

常設展示の巨大なアンモナイトを観察し、外でほぼ満開の桜を鑑賞し、スイセンをカメラに収めて、ミュージアムパークを後にした。寒かったなあ!



◎もっともっといばらきフォトギャラリー2010>06.ミュージアムパーク