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■ ちょっぴり県外36 東京国立博物館(東京都台東区上野公園)2010. 6. 1

訪問日;2010.05.30

東京に用事があった。で、折角来たので、何か観ていこう。
東京国立博物館」で特別展“細川家の至宝”を開催している!
県外リポートは今年初めてだア!「東京国立博物館」も初めての施設だア!

上野駅から博物館へ向かう。
お昼過ぎ、「国立科学博物館」では企画展“大哺乳類展 陸のなかまたち”に並ぶ大勢の人々。最後尾は50分待ちだって。
その長蛇の列を横目に、少し進んで左折する。右手に見えるのが「東京国立博物館」。

どこかの博物館でGETした割引券を提示してチケットを購入。大人は1,500円が1,400円になる。中学生以下は無料。
正面に見えるのは本館。本館前の巨大なユリノキに花が咲いている。左手には明治末期の洋風建物を代表する建物、表慶館(アジアギャラリー)。その前を通り、向かうは左手奥の平成館。ここで特別展が開催されている。エスカレーターで2階へ行く。

第T部 武家の伝統−細川家の歴史と美術−
鎌倉時代から江戸時代にかけての甲冑やら書状やら着物やら書籍やら能面やら天目茶碗やら、細川家所有の品々が展示されている。国宝や重要文化財、重要美術品なんていうのもあるし、宮本武蔵の描いた鵜図(重要文化財)や達磨図なんていうのもある。

第U部 美へのまなざし−護立コレクションを中心に−
こちらは美術品の数々が展示されている。絵画、書、仏像、陶器などなど。横山大観の“柿紅葉”や菱田春草の“落葉”、横山大観と下村観山合作の“寒山拾得”なんていう珍しいものも観られる。ルノワールやセザンヌの作品もあるし、唐三彩もたくさん展示されている。

これらは主に“永青(えいせい)文庫”所蔵となっている。細川家伝来の美術品や歴史資料、護立(もりたつ)コレクションなどを収蔵、展示している美術館で、文京区目白台にある。また、熊本県立美術館にも永青文庫展示室があり、永青文庫所蔵品の一部を展示している。

ここでちょっと歴史のお勉強。
細川家は足利氏の流れを汲む。南北朝時代には有力な守護大名で、管領家として足利将軍家を補佐する。応仁の乱で管領の細川勝元(かつもと)は東軍の総帥だった。細川勝元といえば、NHK大河ドラマ“花の乱”で野村萬斎さんが演じたよねえ。

次に歴史の表舞台に登場するのは、安土桃山時代、肥後細川家の第2代当主細川忠興(ただおき)かなあ?
この人の奥さんは明智光秀の娘、珠(たま)。細川ガラシャであ〜る。
でも、夫の忠興は本能寺の変では義父の誘いを断り、豊臣秀吉に仕え、関が原の戦いでは東軍、つまり徳川家康に付いた。あれまあ!で、ガラシャは西軍の人質になることを拒んで自害〜〜〜、という悲し〜い歴史がある。まあ、キリスト教徒だったので、家来に命じて〜、だけど。38歳、美人薄命!!!
って、奥さんの方が有名???

その後、第3代当主細川忠利(ただとし)の時に肥後熊本藩54万石を領し、幕末まで統治した。
で、明治時代になって侯爵の地位を賜っている。
第16代細川護立は永青文庫を設立して美術品などの文化財保護活動を積極的に行っている。また、第18代細川護熙(もりひろ)は熊本県知事を経て日本新党を結成、第79代内閣総理大臣になっている。細川元首相はガラシャ夫人の末裔なんだあ!!!

まあ、そんな細川家、んまああ!っていうくらい、お宝、いや文化財や美術品などがた〜くさんあります。こういう人たちがいるから、文化財や美術品って保護され、私たちも観ることができるんだなあ!と思いました。(おしまい!)