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■ ちょっぴり県外61 国立科学博物館(4)(東京都台東区上野公園) その22011.11.11

訪問日;2011.11.05


>> つづき


2つ目はすぐ横の企画展示室で開催されている、企画展“日本の科学者技術者展シリーズ 第9回 化学者展”。
明治から昭和初期にかけて日本の近代化学を築き上げた4人の化学者が紹介されている。
日本の化学研究の父と呼ばれる桜井錠二博士。旨味の本体がグルタミン酸であることを発見した池田菊苗博士。世界初のビタミン発見者の鈴木梅太郎博士。ウルシオールの分子構造を解明した真島利行博士。

一番興味深かったのは、鈴木博士の研究。米糠からオリザニンを抽出し、微量であるが生命活動を維持するために必要な物質であることを突き止めた。
オリザニンが不足すると脚気になっちゃうんだよねえ。江戸時代、精米の技術が発達し、江戸庶民も白米を好んで食べるようになった。すると脚気になる。当時、江戸わずらいと呼ばれていた。地方から江戸に出て来ると脚気になり、地方に戻ると治るから。白米と玄米、違いは米糠なんだよね。
オリザニンは現在のビタミンB1。何故、オリザニンの名前が広がらなかったのか。当時医学界では、脚気の原因は細菌であるとされ、米糠で脚気が治るはずがないと思われてしまった。オリザニンの効用は、1919年、別のグループの研究で医学的に認められるようになる。
1910年のオリザニン発表のわずか1年後、C.フンクによって米糠からの抽出物質にビタミンという名前が付けられた。
実証的な研究であったにも関わらず、認められなかったのはちょっと残念だよね。
化学者展の小冊子が無料でいただけるので、スタッフの方に声をかけましょう。

3つ目は地球館に移動し、2階「たんけん広場・身近な科学」脇の通路で展示されている企画展“第4回未来技術遺産登録パネル展”。
平成20年から、国立科学博物館では未来へ引き継ぐべき重要科学技術史資料(未来技術遺産)の登録制度を開始し、それらを紹介するパネル展示です。

ここで、子ども向けの“かはく・たんけん教室”に参加。平日は大人の参加もOKのようだけど、土日祝日は小学生から高校生までに限定される。幼児の参加は不可。参加者以外は教室内には入れない。
この日のテーマは“身のまわりのねんど”。粘土をさわってみたり、粘土で作られている物を持ってみたり、・・・。
参加者はほとんど小学生かな?中学生や高校生も同じことをするのかなあ???それとも別のことをやるのかなあ???

2階のこのフロアは科学おもちゃがたくさんあって、子どもたちに大人気。大盛況でした。

4つ目は地下3階の常設展示“物質を探る”。
クイズは周期表からの出題でした。

5つ目は地下1階の特別展示室。企画展“ノーベル賞110周年記念展”。
2011年はノーベル賞創設から110年目にあたり、受賞者のインタビュー映像や日本人のノーベル賞受賞者の功績などが紹介されている。
本物のノーベル賞のメダルに触れるコーナーもあって、背景が授賞式になっているので、メダルを持って記念撮影もできる!メダルは日替わりで、この日は経済学賞でした。

6つ目は企画展“日本化学会「化学遺産認定」紹介”。
と行きたいところですが、こちらは11月8日からの展示。
ラリー台紙の説明では、“「化学遺産認定」というのは、化学と化学技術に関する貴重な歴史資料の保存と利用を推進するため、それら歴史資料の中でも特に貴重なものを認定することにより、文化遺産、産業遺産として次世代に伝え、化学に関する技術と教育の向上および化学工業の発展に資することを目的とするものです。”ということです。
この企画展は12月11日まで。6つパーフェクト、目指したいところだが、行けるかなあ?



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