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■ もっともっといばらき リポート345 ミュージアムパーク(21) その52011.10.12

訪問日;2011.10.08


>> つづき


現生のゾウ類はアフリカゾウ、マルミミゾウ、アジアゾウの3種類しかいない。でも、化石ではなんと約170種類も発見されている。
約6000万年前の北アフリカに出現し、その後種類を増やし、陸続きになったヨーロッパ大陸にも分布域を広げ、繁栄していく。

日本でも、ステゴロフォドンやナウマンゾウ、マンモスなどの化石が発掘されている。現在のところ、日本最古のゾウ類化石は、岐阜県の約2000万年前の地層から産出したゴムフォテリウム。ステゴロフォドンは日本では約1700万〜1600万年前に生息し、茨城県城里町でも発掘されている。つくば市東部を流れる花室川からはナウマンゾウの化石も見つかっているよね。

巨大哺乳類、最後は大海原へ進出した鯨類。
約5000万年前に、北アフリカに出現した。初期の鯨は四肢を持ち、陸上中心の生活をしていたと考えられている。その後、半水生生活から完全な水生型に進化し、さらに巨大化していった。

現在発見されいている最古の原鯨類はパキケタス。四肢がしっかりと付いている。
少し進化したアンブロケタスは半水生型で、約4100万年前ぐらいになると、後肢が退化し、痕跡となる骨盤骨だけが残っているバシロサウルスが出現する。前肢はひれ状になり、だんだん鯨に近づいていく。
約3000万年前にはハクジラ類とヒゲクジラ類の2系統に分かれて進化し、現在では約80種類ほどのクジラ類が、世界各地の海洋、河川、湖に生息している。

日本各地でもハクジラ類、ヒゲクジラ類の化石産出が相次ぎ、茨城県では北茨城市や日立市、水戸市などの太平洋沿岸地域で見つかっている。
那珂町(現那珂市)で発掘されたナカマチクジラはマッコウクジラの仲間で、スカルディケタス属に分類されている。この属はすべて絶滅しているので、ナカマチクジラは鯨類の進化を考える上で重要な標本となっているそうです。


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