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■ ちょっぴり県外95 東京国立博物館(8)(東京都台東区上野公園) その12012.11.17

訪問日;2012.11.17

東京国立博物館」です。2つの特別展が開催中です。
1つ目は日中国交正常化40周年 東京国立博物館140周年 特別展“中国 王朝の至宝”、2つ目は東京国立博物館140周年 古事記1300年・出雲大社大遷宮 特別展“出雲―聖地の至宝―”です。
特別展“中国 王朝の至宝”のチケットで特別展“出雲―聖地の至宝―”も見られるので、超お得です。逆に特別展“出雲―聖地の至宝―”のチケットを購入した場合、差額を支払えば特別展“中国 王朝の至宝”も見られます。ただし、特別展“出雲―聖地の至宝―”は今月25日まで。両方が見られるお得な内に見に行かねば!

特別展“中国 王朝の至宝”からです。日中国交正常化40周年です。でも国際関係結構大変です。色々あります。手荷物チェック受けます。

第1章 王朝の曙 「蜀」と「夏・殷」
紀元前2000年頃から、黄河中流域、中原(ちゅうげん)では中国の初期的王朝「夏(か)」が誕生し、その後「殷(いん)」が続く。なんと、漢字の元となる文字を体系的に用いるなど、中国文化形成の礎を築いていく。ここでは青銅器と玉器が盛んに作られた。
これに対し、南方の長江流域の四川盆地、蜀(しょく)と呼ばれた地域でも国が形成される。こちらは金を多用した高度な文明。
両者の対比がおもしろい。中国文明といえば、教科書では「夏・殷」のみで、同時期に南方にも「蜀」の文明が発達していたことは語られていない。(確かね。)
このころ日本は、縄文時代で〜す。

第2章 群雄の輝き 「楚」と「斉・魯」
「殷」の後、中原を支配していた「周」が滅ぶと、春秋戦国時代へと突入する。黄河下流域では「周」の流れをくむ「斉(せい)・魯(ろ)」が栄え、長江の中流域では黄河流域とは異なる風俗習慣をもつ「楚(そ)」が繁栄する。
「斉・魯」は「周」の伝統を踏襲した文化であり、一方の「楚」は独自の神秘的な文化を築く。そのため、「斉・魯」の展示は青銅器がほとんどだが、「楚」は青銅器もあるものの、木製、漆塗りの展示品も多く含まれ、明らかに「斉・魯」とは様相が異なる。

第3章 初めての統一王朝 「秦」と「漢」
日本がや〜っとこ弥生時代に入るころ、中国では初めての統一王朝「秦(しん)」が出現する。
「秦」といえば秦の始皇帝。兵馬俑。そして、今回の展示の見どころ、“跪射俑(きしゃよう)”をじ〜くりと見ることができます。これは兵馬俑抗の出土品のひとつで、頭や腕などを別々に作って組み合わせるそうです。戦闘態勢をそのまま表現していて、こんなのが兵馬俑抗には8000体以上もあったそうだから、“絶対権力が生んだ破格の美”はまさに壮大だ。
続く統一王朝の「漢(かん)」の支配は400年にも及ぶ。安定した政権下で、漢民族の“古典的な様式の美”が育まれていく。そして、漢字、漢文、漢方、・・・。“漢”が付くものいっぱいです。影響力強いです。

第4章 南北の拮抗 「南朝」と「北朝」
日本で古墳が作られるようになったころ、漢王朝が滅ぶと、魏呉蜀の三国時代を経て、晋が一時的に統一するも、華北は北方民族の国がいくつも興亡し、江南は漢民族の国が興亡する。華北の北方民族の王朝を総称して「北朝」といい、江南の漢民族の4つの王朝、劉宋(りゅうそう)・南斉・梁(りょう)・陳を「南朝」というそうです。
華北の「北朝」は仏教信仰と中央アジアへの進出による西方文物の流入により、清新な文化を築いていくが、後半は急速に漢化する。
江南の「南朝」は漢民族の文化を継承しながら、仏教信仰にも熱を入れ、「北朝」や外来文化も取り入れようとする動きがみられる。

第5章 世界帝国の出現 「唐」−長安と洛陽
大帝国「唐(とう)」です。飛鳥時代〜奈良時代〜平安時代にかけて、日本の文化にも多大な影響を及ぼした国です。
唐の都「長安(ちょうあん)」は常時1万人の外国人が暮らしたといわれ、さらに西方の新たな文化も受け入れ、国際色豊かな華麗な文化が花開く。
そして、副都と位置づけられていた「洛陽(らくよう)」は仏教や道教の影響を受け、造寺造仏活動も隆盛を極める。
「唐」の文化の特徴は、この絢爛な国際都市「長安」と、聖なる宗教都市「洛陽」の二つの都市の文物に集約されているといっても過言ではないそうです。

第6章 近世の始動 「遼」と「宋」
唐王朝が滅ぶと、中国全土は五代十国の乱世になるが、「宋(そう)」が統一する。漢民族の伝統文化を著しく深化しながら、深い精神性を備えた新たな境地を切り開いていったそうです。
中国北部では契丹族が勢力を伸ばし「遼(りょう)」王朝を建国する。契丹は以前から漢民族の文化や仏教文化の影響を受けてきたが、民族的な要素も溶け合わせて、遼文化を築いてきた。(参照;ちょっぴり県外82
ともに漢民族の文化や仏教文化に影響を受けながら、それぞれの民族的な感性の違いでしょうか?独自の色合いを出している。宋の文化は日本にも入ってきているからか、なんとなく見慣れた感じがするけれど、契丹の方はやはり馴染みが薄いなという印象を受けました。

是非ともご覧下さい、といいたいところですが、内容が内容だけに、うちの子たち以外、小中学生見かけませんでした。天気も悪かったしね。


つづく >>