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■ ちょっぴり県外96 国立科学博物館(9)(東京都台東区上野公園) その12012.11.19

訪問日;2012.11.17

国立科学博物館」では今月3日から特別展“チョコレート展”が開催されている。チョコレート好きにとっては是非とも見たい展示だ!!!

エントランスには「科博」のページでも告知済みだけど、チョコレートで再現された国立科学博物館の日本館とシロナガスクジラ、機関車が展示されている!日本館と機関車はチョコレート色。でもシロナガスクジラ、茶色くないです。リアルに再現しています。


第1章 チョコレートの原点〜カカオ

カカオの木や実、育つ場所などについての展示です。本物のカカオの木も展示されているし、模型もある。(参照;もっともっといばらきフォトギャラリー2009>15.つくば植物園
カカオがいのちをつなぐのに、昆虫などの手助けはもちろん、病気から守ってくれる菌の存在も大きいんだって。へえええ!


第2章 歴史

紀元前2000年頃、マヤ文明が誕生し、カカオは唐辛子などと一緒のすりつぶして飲まれていたらしい。
1400年ごろからアステカ帝国でカカオの飲み物が広まり、その後、スペインがアステカを征服してカカオを持ち帰り、1600年ごろから砂糖を加えたカカオの飲み物がヨーロッパの特権階級に広がる。ここではマヤで使われていたチョコレート容器やヨーロッパのチョコレート・ポット、スペインで発明されたモリニーニョという木製の泡立て棒などが展示されている。
マヤ・アステカの頃には神聖な飲み物、そしてヨーロッパでは富裕層の飲み物だったカカオ。18世紀にはカカオの価格が下がり、王族やエリート階級以外にも広がっていく。

19世紀に入ると、オランダのバンホーテンがココアバターの抽出に成功し、イギリスのフライがカカオマスにココアバターを混ぜて現在のチョコレートの原型を発明する。飲み物だったチョコレートが固形になったんだなあ。
スイスのカイエはメランジャーと呼ばれる攪拌機を作ってコストダウンを図り、チョコレートは一般市民の手に届くものになっていく。
油分の多いチョコレートに水分の多いミルクを加えてミルクチョコレートを作るのも一苦労。スイスのダニエル・ピーターがミルクチョコレートを開発し、ネスレ・アングロスイス練乳会社がミルクチョコレートを製造するようになる。
リンツはコンチェという機械を使ってチョコレートをとろりとした口溶けにした。

20世紀初頭、ドイツのヘルマン・ボールマンがレシチンを添加して品質向上とコストダウンに成功する。
そして、イギリスではキャドバリーがミルクチョコレート工場を、アメリカではハーシーが世界最大のチョコレート工場を作り、チョコレートは庶民の嗜好品となり、子ども向け商品も開発されるなどして、チョコレート産業は益々発展していく。

日本では江戸時代に伝わって、明治時代に徐々に普及する。そして1918年(大正7年)には森永製菓が、1926年には明治製菓が一貫生産を始めたため、日本のチョコレート生産は急激に増えていく。
ここのコーナーでは製菓会社各社のチョコレート商品の歴代のパッケージや広告が展示されている。なつかしいCMも見られるよ。


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