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■ ちょっぴり県外73 釈迦堂遺跡博物館(山梨県笛吹市・甲州市)2012. 6.19

訪問日;2012.06.16

中央自動車道下り線の釈迦堂PA。ここに車を止めて、「釈迦堂遺跡博物館」へ向かう。

釈迦堂遺跡群は中央自動車道建設に先立って調査された遺跡で、旧石器時代から平安時代に至る遺構や遺物が出土している。特に縄文時代のものが極めて豊富で、学術的にも価値が高く、出土品のうち約5600点が国の重要文化財に指定されている。

2階の常設展示は釈迦堂の考古学略年表や地形、遺跡群発掘調査の様子などから始まる。
そして、縄文の顔・現代の顔というコーナーでは現代人の子供たちの写真と出土した土偶の顔が多数展示されている。釈迦堂遺跡群からは180点を超える土偶の顔が出土していて、なんともまあ、表情豊かでおもしろい。縄文人ってこんな顔してたんだなあ!

釈迦堂では1116個体もの土偶が出土していて、形態もいろいろあり、製作法までわかるらしい。X線写真でバッチリ中が分かる。おおむね4つの製法(分割塊製作法、手こね法、輪積法、塑像法)に分けられる。
このように作られた土偶も、大方がバラバラに割られた状態で出土している。しかも遠く離れて出土した土偶が接合する。中には1個体の左右の足のパーツが230mも離れた場所から発見されたものもある。
土偶は何のために作られたのか。せっかく作ったのに壊してしまう。何でえ???

水煙文土器、初めて見た。火焔土器は有名だけど、水煙土器なるものもあったんだねえ。
縄文時代のランプと言われている釣手土器。縄文時代に既にランプを利用していたとは。

出土品の展示に加え、パネル展示が詳しく、縄文人の生活を思い描きやすい。石斧や土器、縄文パン(多分、縄文クッキー)の作り方、埋葬の様子、などなど。
土偶から復元した縄文人の髪型も展示されている。おもしろいね。

この釈迦堂遺跡群に限らず、縄文人の生活の豊かさや芸術センスの素晴らしさにはいつも驚かされる。

この日は“キラリ★ コハクでまが玉作り”という体験イベントがあったようで、子供たちが次々と訪れ、受付をしていた。こういうイベントもいろいろやっている。
それほど大きくはない博物館ですが、とても見ごたえがありました。もっと宣伝してもいいんじゃないかなあ!
展示室入口に釈迦堂クイズがあるので、それを解きながら展示を見ましょう。