[戻る]
■ ちょっぴり県外82 東京藝術大学大学美術館(東京都台東区上野公園)2012. 7.31

訪問日;2012.07.24

午後からは「東京藝術大学大学美術館」の特別展“草原の王朝 契丹−美しき3人のプリンセス−”を見に行く。子どもは入館無料。

契丹(きったん)、キタイとかキタンとか言います。4世紀から14世紀にかけて満州から中央アジアにかけて存在した半農半牧の民族です。
10世紀、唐が滅んだ後、耶律阿保機(やりつあぼき)が中国の北部に契丹を建国します。後に遼(りょう)と国号を変えます。西はモンゴル族を攻め、東は渤海(ぼっかい)を滅ぼし、帝国を築きます。
11世紀には南方の宋(そう)とも仲良くなり、平和な時代が続きます。さらに西の西夏(せいか)を服属させ、北アジア最強の国家に発展します。
しかし、12世紀になると、服従させていた女真族が次第に強大になり、金(きん)を建国します。遼に反旗を翻すんですねえ。金は宋と盟約を結んで遼を挟み撃ちにし、遼は滅んでしまうわけです。
で、一部の契丹人は王族の耶律大石(やりつたいせき)に率いられて中央アジアに逃れ、西遼(せいりょう・カラキタイ)を建国するので〜す。

契丹は契丹文字を有するなど独自の文化も持ちながら、宋を始めとした周辺諸国との交流も活発で、文化的な影響も受けている。
「トルキ山古墳」に埋葬されていた契丹皇族のプリンセス、「陳国公主墓」に夫とともに並んで葬られていた契丹第5代皇帝の孫であるプリンセス、そして「慶州白塔」の第6代皇帝妃。展示はこの3人のプリンセスに関する遺物がメイン。このほか、初代皇帝と2代皇帝のもとで活躍した重臣「耶律羽之(やりつうし)墓」から出土した金銀器や陶磁器もたくさん展示されている。
鏡や金製の仮面、水晶や琥珀の首飾り、壷、馬具、釈迦涅槃像など127点。内50件は世界初公開だそうです。

で、見てきたので一応アップしますが、ほとんど子ども向けではありません。子ども、来ていないです。
小中学校の歴史の授業で、契丹、出て来ないです。仏教とかならまあ、馴染みはあるので、難しいながらも子どもにも見て欲しいなあと思うのですが。
ただし、見ると、すごいです。九州、大坂に次いで、東京での契丹展です。日本でこれだけの契丹に関する展示はまずないです。だから、世界史にすご〜く興味のある人にはとってもお勧めです。