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■ もっともっといばらき リポート373 産総研 地質標本館(13)2012. 8. 4

訪問日;2012.07.28

一般公開(参照;もっともっといばらき リポート369)ではゆっくり見ていられなかったので、「地質標本館」の企画展示“ミクロな化石で地球をさぐる−微化石と地質調査−”を見に行った。
子どもたち、“つくばちびっ子博士”のスタンプを押す。

微化石は顕微鏡を使用しないと観察できないような非常に小さな化石。海にすむ有孔虫、放散虫、サンゴのかけらなどが化石化したものや、珪藻、花粉などが化石になったものだそうです。

珪藻土は地質時代の海底などに珪藻の殻が厚く堆積してできたもの。熱に強いことから断熱材などに、多孔質なことからビールのろ過助剤や壁材に、さまざまな利用のされ方をしている。
英仏海峡の両岸にそびえる「ドーバーの白い壁」は高さ数十メートルのチョークの壁。白亜紀後期の海で大増殖したハプト藻の円石(コッコリス)が堆積して形成された石灰石だそうです。チョークは世界各国で形成され、有孔虫の殻やアンモナイトの化石なども含まれている。
放散虫はガラス質の骨格を持つ海洋プランクトンで、マリンスノーとなって海底に降り積もり、堅くて緻密な岩石(チャート)になる。

微化石を調べて何がわかるか。
“過去をたずねて未来を探る”のだそうです。“未来の地球環境を予測することは容易ではありません。しかし、・・・、大きく変動してきた地球環境のなかに、未来の環境に対処し生き抜くためのヒントが見つかるかも知れません。”
ミュージアムパーク」の第53回企画展図録の“おわりに”(参照;もっともっといばらき リポート345 その7)と同じ考えだあ!とっても大事なことなんだよね。

パネル展示がメインですが、微小な藻類がつくったストロマトライト、貨幣石と呼ばれる有孔虫の一種、なども展示されている。
チョークや珪藻土など、微化石って意外に身近なところで活用されているんだなあ!と思いました。



※写真は7月21日の一般公開時に撮影したものです。