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■ ちょっぴり県外100 東京国立博物館(10)(東京都台東区上野公園)2013. 5. 3

訪問日;2013.05.03

ちょっぴり県外も100を数えました。「東京国立博物館」からです。特別展“国宝 大神社展”です。


第一章 古神宝

神社は神様の住まい。人が生活するのと同じように、神様も生活していると考えられた。そこで、神様が必需とされるものが特別に作られ、捧げられた。これが神宝(しんぽう)で、役目を終え、その後も長く伝えられたものを古神宝という。
古神宝の形式や装飾はかつて王朝貴族が用いたものに倣って、優美華麗なものが作られた。鏡、太刀、錦、蒔絵螺鈿、・・・など、工芸技術が駆使され、素晴らしいものです。春日大社、厳島神社、鶴岡八幡宮、熊野速玉大社、熱田神宮の古神宝がたくさん見られます。


第二章 祀りのはじまり

自然は恵みをもたらす一方で、災害ももたらす。日本人は古来から自然への感謝の気持ちを持つと同時に、恐怖の念も持って来た。そして、山や海、森や木々に至るまで、森羅万象すべてに命や神様が宿ると考え、自然を神として崇め、祈りをささげてきた。

では、神社がまだなかった頃、神様はどのように祀っていたか?
神様は樹木や巨岩などに降りてくると考えられ、お供えものを捧げて祀っていた。「日本書紀」によれば、七世紀末ごろには常設の神社の社殿が造られ、国家によって社殿が修造されていくそうです。
ここでは山の神様や海の神様を祀るために使われていた鏡や勾玉、土器、金製指輪などが展示されている。また、「古事記」や「日本書紀」も展示されているよ。


第三章 神社の風景

神社の風景が描かれた絵画が数多く展示されている。
仏教美術では仏様や菩薩様の像が主役になるのに対し、神道美術では風景が主役。神社は社殿が森に囲まれ、「鎮守の杜」と賞されるように森と深いつながりがあり、そのため社殿を中心とした神域などを含んだ風景に重点が置かれたそうです。
絵図などを通して、往時の神社の様子などがわかる。


第四章 祭りのにぎわい

神様に感謝したりお願いしたり。お祭だあ!
祭礼では特別に用意された食事が供えられ、人々もご相伴にあずかる。次第に神様の前で舞楽や神楽、能などの芸能が奉納されるようになる。
祭礼の賑わいを伝える祭礼図屏風や神前で行われた能などに用いられた装束や面など、そして祭りといえばやはりこれ、お神輿も展示されている。
装束の模様、色々な物が描かれています。どんな模様が描かれているか、観察してみるとおもしろい。薔薇の模様の水干と袴が目を引いた。


第五章 伝世の名品

第二会場入ってすぐのところ、鹿島神宮の「直刀・黒漆平文大刀(くろうるしひょうもんのたち)」が展示されている。国宝です。

古神宝以外にも、神社に伝わる宝物がある。古くから神社に伝来し尊ばれているものや、公家や武家が祈願して納めたり寄進したりしたもの、祭礼などに用いられた道具などです。
の七支刀(しちしとう)、白糸威鎧(しらいとおどしのよろい)、平家納経、唐鞍、蒔絵絵馬、・・・。神社に伝わった鏡や調度、刀剣、甲冑、馬具、絵画、古文書などが紹介されています。
平家納経は平清盛が平家一門の繁栄と来世の極楽浄土への成仏を願って発願し、厳島神社に奉納したもの。「法華経」二十八品と開経・結経、「阿弥陀経」「般若心経」「願文」を加えた計三十三巻からなる。写経本なのですが、時の権力者らしく、金銀豊富、たいへん美しい装飾経になっております。相当気合を入れていたらしく、通常は能書が清書する「願文」も、清盛自らが筆を執ったようです。


第六章 神々の姿

神様は姿が見えません。
ず〜っと目に見えないものでしたが、8世紀ごろ、仏教の影響を受けて、神様のお姿を人に近い形で表現するようになり、神像が作られるようになる。
神像は仏像と違い、男女の像がある。平安貴族の衣装をまとい、しわのあるなしなどで年齢も表現されている。へえええ。神像ってあんまり見ないからなあ。神社で見る機会があったら、今度はよく見てみよう。




お宮参り、七五三、初詣、節分祭、夏祭り、五穀豊穣祈願、厄払い、・・・。幼い頃からた〜くさんお世話になっている神社。にもかかわらず、知らないことだらけ。反省!
高校生まではジュニアガイドがいただけるので、これを見ながら展示を見てみましょう。